2013/01/05

2013年の読書の方向付けに−『読書の技法』

先日「2013年を乗り切る「18分の法則」−『最高の人生と仕事をつかむ18分の法則』」で2013年の目標を立てる話しを書きましたが、1年の目標といえば読書についての目標を立てる人も多いでしょう。



読書の目標を立てるついでに、自分の読書スタイルを見つめ直す意味で『読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門』(Kindle版)はオススメです。

4492044698


著者の佐藤優氏は、すっかり文筆業という感じで名を馳せていますが、元々、『獄中記』で氏の博覧強記ぶりというか、読書や思索のスタイルに興味を持ったのがきっかけで、著作や原稿に目を通しています。

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門』(Kindle版)では、月平均300冊読み、月の執筆量は400字詰め原稿用紙で1000枚を超えるという氏の読書に関する技法を余すことなく紹介している一冊。目次はこんな感じ。
【第Ⅰ部 本はどう読むか】
第1章  多読の技法
第2章  熟読の技法
第3章  速読の技法
第4章  読書ノートの作り方
【第Ⅱ部 何を読めばいいか】
第5章  教科書と学習参考書を使いこなす
第6章  小説や漫画の読み方
【第Ⅲ部 本はいつ、どこで読むか】
第7章  時間を圧縮する技法
特に、第Ⅰ部の多読、熟読、速読の区別とそれぞれの具体的な方法の紹介、そして読んだものを血肉化するための読書ノートの作り方は実用的で、すぐに実践にうつせるものです。もちろん、ただ参考にするだけでなく、適時、自分のやり方と照らしてうまく応用していくのも良いかもしれませんね。

ちなみにこの本の公式サイトもありますね。

東洋経済 Books Online » 「読書の技法」公式サイト

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門
佐藤 優

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門
功利主義者の読書術 (新潮文庫) ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書) 人間の叡智 (文春新書 869) New出口現代文講義の実況中継 1 獄中記 (岩波現代文庫) by G-Tools

photo credit: susivinh via photopin cc

2013/01/04

デザイン思考を個人の日常に活かす

あなたの人生にデザインとのつながりはありますか?



最近注目されている「デザイン思考」は、「デザイナーのごとく思考する」方法として知られています。

このデザイン思考を個人の人生にも活かす方法を、『デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方』の著者でもあるTim BrownがLinkedInで紹介していました。

5 Ways to Begin Designing Your Life in 2013 | LinkedIn

さしずめ「2013年、あなたの人生をデザインし始める5つの方法」といったところでしょうか。

その5つをそのまま紹介すると、
  1. Be optimistic, collaborative, and generative.
  2. Think of life as a prototype.
  3. Don't ask "what?" ask "why?"
  4. Demand divergent options.
  5. Once a day, deeply observe the ordinary.
となっています。

こうして見ると、どれも突飛なものではなく、心がけ次第ですぐに実践できそうなものばかり。

ちなみに最後の5点目については、One Design Thinking Tip You Can Use Right Now | LinkedInという記事で詳しく解説されていますが、この中では日本人デザイナーであり、IDEOが日本にオフィスを構えていた頃の支社長をやっていた深澤直人氏の名前も出てきますね。

さっそく今日からデザイン思考を実践してみましょうか?

デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)
ティム ブラウン Tim Brown

デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)
発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法 イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材 デザイン思考と経営戦略 なぜデザインが必要なのか――世界を変えるイノベーションの最前線 MAKE SPACE メイク・スペース  スタンフォード大学dスクールが実践する創造性を最大化する「場」のつくり方 by G-Tools

photo credit: Vector Hugo via photopin cc

2013/01/03

2013年を乗り切る「18分の法則」−『最高の人生と仕事をつかむ18分の法則』

2013年の目標はもう立てましたか?



明日から仕事が始まるという人も多いかもしれませんが、普段の生活に戻ってしまうと、どうしても日々やるべきことに追われ、なかなか今の自分を振り返ったり、これからの先のことを考えたりということが難しくなってしまいます。

そんな時は、まるで「一時停止ボタン」を押すかのように立ち止まり、今の状態を見つめ直し、未来を描くことが大切です。

今日紹介する『最高の人生と仕事をつかむ18分の法則』は、ハーバード・ビジネス・レビューの人気コラムの著者が、そんな考え方を紹介している一冊。

4532318270

本書では、
第1部 ◇ 一時停止 (ポーズ) ボタンを押す …… 空に浮かんで世界を眺めよう
第2部 ◇ 今年はなにをする年なのか …… フォーカスすることを決めよう
第3部 ◇ 今日はなにをする日なのか …… やるべきことをやろう
第4部 ◇ いまこの瞬間、なにをするのか …… 注意散漫を克服しよう
次のステップ
というように現在地を見つめ直し、そこから「年→日→今」というようにフォーカスを絞っていきながら、自分の仕事を見つめ直すための46の視点を紹介しています。

個人的には、年初のこの時期ということもあり、第2部で紹介されていた「20 ビュッフェで全部を取ってはいけない …… 一年を通じて集中するテーマを決める」という項目、そしてそれとうまくリンクする第3部の「22 一度にひとつずつ …… やることを決める」が特に参考になりました。

もちろんいつ読んでも参考になる部分がある一冊ですが、1年のこの時期に読むからこそ活かせることも多いと感じます。

元々はコラムだったこともあり、各項目はそれぞれで完結していて読みやすいです。すべてに目を通す時間がなければ、まずは目次に目を通して、今の自分に必要な項目から拾い読みするというやり方もできるでしょう。

この週末、あるいは次の3連休で今年の目標を整理したいと考えている人に参考になる一冊です。

最高の人生と仕事をつかむ18分の法則
ピーター・ブレグマン 小川 敏子

最高の人生と仕事をつかむ18分の法則
スタンフォードの自分を変える教室 ビジネススキル・イノベーション ― 「時間×思考×直感」67のパワフルな技術 その気の法則 話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」 個人インフルエンサーの影響力―クラウト、ソーシャルスコアがもたらす革命的マーケティング by G-Tools

photo credit: kkalyan via photopin cc

2013/01/02

お正月だから神社について調べてみる

お正月らしく神社のネタを。



今年の初詣はお寺ではなく神社に行こうと決めていました。日本らしくという感じで。

そんなことが頭の片隅にあって、AmazonのKindleストアを見ていたら『歴史読本2012年2月号電子特別版「日本の神社・神さま入門」』なる電子書籍を発見。500円しない値段だったこともあり、さっそく購入。

B009NNZSDY

雑誌版の「歴史読本 2013年 02月号」の特別版という位置づけのようで、中身は雑誌のようにいろいろなテーマが登場します。

「知っておきたい神社の基礎知識」や「伝統を味わう!年末年始の過ごし方」のような入門的な記事から、「全国神社なんでもランキング ベスト10」というこの時期ならではの記事、そして「日本人にとっての富士山」や「神仏習合の世界」といった論考まで。あとは、2013年にちなんで、20年に一度行われる伊勢神宮の式年遷宮についての特集も。

ちなみに、式年遷宮とは「社殿を造り替える20年に一度の大祭」のことで、伊勢神宮の式年遷宮は今年2013年に当たります。伊勢神宮の式年遷宮についての専門サイトもできているくらい。

伊勢神宮式年遷宮広報本部 公式ウェブサイト

神社というか、式年遷宮つながりで言えば、雑誌「一個人 2013年 02月号」の特集が「日本の神社の謎」です。

B00AIVXPYO


こちらはカラーでたくさんの写真が載っているので、きっちり読まなくてもただページをめくっているだけでも面白い。特に式年遷宮については、伊勢神社と出雲大社のものが、これまでの実際の式の写真などとあわせて紹介されています。

普段の生活であまり意識することがないかもしれない神社ですが、このお正月を機に、改めて調べてみるのも面白いかもしれませんね。

歴史読本2012年2月号電子特別版「日本の神社・神さま入門」 (新人物往来社)
歴史読本編集部

歴史読本2012年2月号電子特別版「日本の神社・神さま入門」 (新人物往来社)
歴史読本2012年4月号電子特別版「古事記の見方・楽しみ方」 (新人物往来社) 日本の「神話」と「古代史」がよくわかる本 神代史の研究法 神道の新しい方向 隋書倭国伝


photo credit: jpellgen via photopin cc

2013/01/01

2013年もよろしくお願いします

2013年になりました。



がっつりとした2013年の目標というか、所信表明のようなものはメインのブログから。

2013年、このブログと自分のテーマ(プロダクトマネジメント、イノベーション、働き方) | Stylish Idea

こちらのブログは始めて間もないですが、思いがけず、自分が思っていた以上の方に見ていただいています。

2013年も、自分が面白いと思ったこと、そしていろいろな人にシェアしたいと思ったことをどんどんと書き連ねていきたいと思っています。

Facebookでも書きましたが、2013年は積み上げていくことの大切さということに改めて向き合いたいと思っているところ。中でも情報発信については、今まで以上に重きを置いて取り組んでいきたいと思っています。

きっちりとしたエントリは明日から書くとして、今日は年明けのご挨拶ということで。

今年もよろしくお願いします!

2012/12/27

買ってもらうか?広めてもらうか?

How To Use Evernote: The Missing ManualというEvernoteのマニュアルを見つけてふと考えたのが、タイトルにある「買ってもらうか?広めてもらうか?」ということ。



このマニュアルの存在を知ったのはGoogle+。たまたまサークルに入れていた知り合いの投稿として流れてきたもの。

Evernoteはそこそこ使い込んでいるので「今さら…」とは思ったものの、"The Missing Manual"というタイトルにひかれて、新しいバージョンの自分の知らない機能でも紹介されているかもと思い、リンク先に飛んでみました。

見てみると、このマニュアルを入手するための方法は、3種類。

ひとつはKindle版を99セント(日本からだと100円)で買う方法。


それ以外には、このマニュアルの存在をFacebook、Twitter、あるいはGoogle+でシェアするというもの。そして、このマニュアルを出しているCool Websites, Software and Internet Tipsのメールマガジンを購読するというもの。

自分がGoogle+で知ったのは、知り合いがこのマニュアルを入手するためにGoogle+でシェアしたからだったんですね。

Kindleストアが日本でも始まり、誰でも手軽にコンテンツを売ることができるようになった今、このマニュアルのように数百円程度のコンテンツがどんどん増えてきています。

ただ、そのコンテンツを公開することの目的が、売上を上げれば良いというわけではなく、プロモーションというか、ドアノック的な商品として位置づけるのであれば、無理して買ってもらうのではなく、このWebサイトのように、存在を広めてもらったり、メールマガジンの読者を増やすためのツールとして使うこともできますね。

誰でも公開できるとはいえ、それがすぐに売上につながるわけではないので、何のためにそのコンテンツを公開するのかというのは、事前にきちんと目的を明確にするべきですね。

photo credit: Hans_van_Rijnberk via photopin cc

2012/12/26

最高のプレゼンテーション本はどれ?(洋書メイン)

プレゼンテーションをする機会も聞く機会も、それなりに多い方ですが、やはりプレゼンテーションって大切ですね。



仕事でのフォーマルなプレゼンテーションだけではなく、会議やプライベートの場でも、「相手に伝える」ということは常にあることですね。来年はもっとこの部分を意識していきたいなぁと思っているところ。

そんなタイミングで見つけたThe Top 35 Books on Presentationsというレポートがなかなか面白かったです。

プレゼンテーションの専門家7人が、現在出回っているプレゼンテーション本について、
  • 内容
  • デザイン
  • デリバリ
の3つの観点から評価を行ったというもの(自分の本については当然評価はできず)。

その結果として、3つの観点を統合したトップ35冊と、内容、デザイン、デリバリのそれぞれの分野でのトップ10冊が紹介されています。

総合トップは『Presenting to Win: The Art of Telling Your Story, Updated and Expanded Edition』(Kindle版)で、『パワー・プレゼンテーション』として翻訳されています。

4478760942

総合2位は初版が出たのが1974年という古典の『Moving Mountains: Or the Art and Craft of Letting Others See Things Your Way』ですが、翻訳本は出ていませんね。Amazon.comでも中古しかないようです。

0020306601

総合第3位は、『Speaking PowerPoint: The New Language of Business』という本で、これまた(たぶん)翻訳はされていません。

0984236058

その他、『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則』や『プレゼンテーションZen』、『ザ・プレゼンテーション』(原書タイトルは『Resonate: Present Visual Stories that Transform Audiences』)と日本でもお馴染みのプレゼン本が上位につけています。

その他、内容で2位、デリバリで1位となっている『Give Your Speech, Change the World: How To Move Your Audience to Action』や、内容で4位、デリバリで3位になった『Real Leaders Don't Do PowerPoint: How to Sell Yourself and Your Ideas』、内容で7位に入っている『7-slide Solution: Telling Your Business Story in 7 Slides or Less』なんかが気になりました。

意外と翻訳されていないものもありますね。面白そうなものがあったら訳してみたいなぁ。

ということで、詳しい内容を知りたい方は、こちらからどうぞ。全部で6ページのレポートです。